2019年から和歌山教区担当「過疎対応支援員」として教区内の過疎の現状と向き合う機会を頂いております。
過疎対応支援員とは、過疎により寺院活動が困難な状況にある寺院の住職・寺族・ご門徒の皆さまが抱える諸問題についてお伺いしながら、今後の寺院のあり方、存続の方途などをご一緒に考え、寄り添った対応とお手伝いをする役割であります。
一言で言うなれば、これまで過疎地の寺院の皆さまが抱えてこられた様々な問題を受け止めさせていただく窓口ができたということです。
過疎対応支援員が配置されたからといって、今までの諸問題がすぐに解決するわけではありません。まずは、地域寺院の過疎の現状を把握しつつ、そこにある問題、課題をお伺いしながら宗派や教区、その他関係機関と連携して解決に向けて支援してゆきたいと思います。
教区内のご住職・寺族・ご門徒のみならず、離郷された門信徒ならびに子弟の皆さまにも現状をご理解、ご協力賜り、これから寺院活動の活性化に向けてより良き過疎対応支援活動ができますよう微力ながら尽力してゆきたいと思います。