宗祖降誕会

 宗祖親鸞聖人のご生誕(降誕)をお喜びする降誕会は、4月下旬から5月上旬の黄金週間の期間に毎年勤修される法要です。
 聖人は、平安末期の1173年、日野の里(現在の京都市伏見区日野)でご誕生され、天台門跡の青蓮院にて9歳で得度(出家)、第三代慈鎮和尚(じちんかしょう、藤原兼実の弟)により、法号を「範宴」と授与されました。  20年間比叡山で不断念仏の厳しい修行をされましたが、自力での修行では往生できないと、吉水(京都市東山区)の法然聖人の門下に入られました。法名を「綽空」→「善信」→「親鸞」と変えられ、七高僧さまを「師主知識」と呼ばれ、「骨をくだきても謝すべし」と恩徳を讃えられました。法名の一字に七高僧さまがたのお名前が付けられていることからも、聖人の祖師をお慕いするお気持ちが現れていましょう。
 仏教寺院はともするとお葬式や年忌など以外想像がつかないと思うでしょうが、聖人のご誕生を喜び、お餅まきをするなど「慶事」の法要も多くあります。
 法要にお参りして、大きな袋ご持参でたくさんお餅やお菓子を拾ってください。

5/1 降誕会に50名が参拝!

晴天に恵まれたゴールデンウィーク3日目となる5/1〈日〉「、宗祖親鸞聖人降誕会が修行され、地元のご門徒50名が参拝しました。
住職登礼盤作法で「らいはいのうた」をおつとめ、専如ご門主の「伝灯奉告法要についての消息」披露と趣旨説明がなされ、その後法話。
境内にはお餅まきをまだかまだかと待ち構える幼児たちが走り回り、ついに盛大なお餅まきが始まりました。

例年大好評のお餅まきです。

前列ほどたくさん拾えますよ。
盛大にお餅まき
厳粛かつ盛大な法要です。